桜木小学校校歌の由来

<甲斐 淳先生談>

 昭和11年1月開校した桜木小学校の校歌は、新設校としての「開校の歌」とでも 言うべきもので、作詞者、作曲者は未確認。

 大陸かけて 日の本の
  恵の光 さしそめし
  都の西に 地を占めて
  我が校舎は 開かれぬ
 日本男子の 潔き
  ほまれと匹ふ 桜木の
  花こそ人の 鑑とて
  我が校舎は 名付けたり
 友垣かたく 師の君も
  教えかしこみ 一すじに
  高き希望を 目ざしつつ
  今こそ励め 勇ましく

 この校歌は文語体で、小学生には不向きに思え、初代の大内吉太郎校長が、 有名な葛原しげる先生に依頼して出来たのが、現存の校歌である。 作曲は杉山長谷雄先生。

 日ごと栄ゆく 皇国の
  新しき世の 御民われ
  名も誇りある 桜木の
  学舎楽しき 日頃かな
  朝日に桜 匂うごと
  大和心を 磨きつつ
 夜ごと星影 月の影
  宿しては波 静けくも
  いと豊けくも 湛えゆく
  南湖の水こそ さとすなれ
  心を合わし ひたすらに
  深き教えに 応えよと
3 大地あまねく 照らす日の
 もとつ国なる 日の本に
 見よ満ちわたり 溢るるは
 世界を目ざます 光にて
 満洲大野 進むにも
 行く手しめすか 明らけく

 この新しい校歌は昭和13年の初めに出来たもので、校内で披露会があり、 第2期生の卒業式から、事あるごとに歌われることになった。

 新校歌も文語調で、児重は覚えにくかったと思われる。 1番から3番までどの歌も終わりの2節は2部合唱するようになっていた。

 校歌は児童等に何を求めているか、またこれは桜木小学校の教育目標でもあり、 校訓ともつながっていたものであると確信している。
 15年ほど前に群馬県沼田市の中学校長だった12期の故斎藤文四郎氏のご指摘で、 楽譜の訂正をしたが、今回また、音階に不備があるとの再指摘を受けている。

 1番の「皇国」を「わが国」に替えれば、今の世にも適する歌詞だと思う。

 途中で転入・転校された方、当時の低学年は歌う回数が少なく覚えていない方も多いと思うが、 桜木小同窓生として覚えていただければ幸いです。
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